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ベリーガーデン 喜田
南大阪 太子町 ベリー農園


12月3日(水)
ブルーベリーを購入する際に、別の種類をペアで植えたら実がよくつくと言われます。それについての説明します。 ブルーベリーには「 自家不和合性」 といって、自分の花粉だけでは、実がつきにかったり、小さくなったり、収量が減ったりする性質を持つ品種が多くあります。 実際にブルーベリーの中には、自分の花粉と認識されると、めしべの側で花粉管の伸長を妨げたり、受精プロセスを停止させたりすることで、受精が成立しないように機能します。これは植物の重要な生殖戦略の一つで、遺伝子の多様性を維持し、種の存続を確実にするためなのです。 従って、多くの実をつけるためには、別の品種の助けが必要になるのです。 (そうする必要のない品種もあります。) これは ブルーベリーに限ったことではなく、一般に果樹栽培でもよくあることです。 (写真は人気の高いサザンハイブッシュ系の「オニール」と「ミスティ」です。お互い受粉樹です。) サザンハイブッシュ系のユニークな品種に「シャープブルー」があります。現在、あまり色づくことなく葉は落ちないで残り、その上、先月末から花が咲き始めました。
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12月3日読了時間: 3分


11月19日(水)
ハイブッシュ系とラビットアイ系はよく対比されますが、同じブルーベリーにもかかわらずいろんな違いを痛感します。栽培家の立場から思うに、まったく別の植物というイメージがあります。今回は紅葉について報告します。 ハイブッシュ系の葉の色の変化は特徴的です。特にノーザンハイブッシュの木々は赤く染まるのです。左はアーリーブルーで、燃えるような赤と空の青とのコントラストにうっとりします。サザンハイブッシュ系も赤く変化する品種があります。 それに対して、ラビットアイ系は、種類によって違いはありますが、緑から茶色や黄色や薄い赤に変化しますが、鮮やかということはありません。 コガネムシはブルーベリーの大敵といわれます。なぜなら根を食べてブルーベリーを枯らすからです。私の経験から仮設を考えてみました。 ハイブッシュ系の葉は、品種にもよりますが、コガネムシによる食害が見られます。オニール、スパルタン、チャンドラーなどです。当園のラビットアイ系では見られません。 ハイブッシュ系は、粒が大きく、食味がいいといわれ、コガネムシも人間同様に好きなのではないでしょうか。...
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11月19日読了時間: 3分


11月5日(水)
先月末、4月に挿し木をしたブルーベリーを「鉢上げ」しました。 かなり前からしなければならないと思っていましたが、忙しさにかこつけて、なかなか取り組めませんでした。 2,3カ月遅れです。しかっりと根が張っており納得のいく状態でしたが、遅かっただけに、葉や茎は成長が遅れている気がします。もっと早く鉢に移し替えていれば大きく育っていたことでしょう。 成功したのはラビットアイ系とピンクレモネードのハイブリッド系でした。 ハイブッシュ系は、今回ほとんど枯れました。原因は、鹿沼土やピートモス以外に培養土を不用意に入れたことだと思っています。栄養のない土で育てるのが挿し木の原則でした。 もう少し酸性を強めた方がよかったのかもしれません。そのあたりのことに注意して、来年はハイブッシュ系もしっかり育てたいと思います。 夏に茂ったブルーベリーの剪定を行っています。いったん切り始めると、交差枝や下垂枝も気になってどんどん切っていきます。そうすると本剪定に近づいてきて、時間もかなりかかります。 ここは、あっさりと内向枝の切除に力点を置き、10分くらいで切り上げて時短を図
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11月5日読了時間: 3分


10月22日(水)
10月12日(日)に東京で開催された日本ブルーベリー協会主催のシンポジウム「溶液栽培の現状と経営」に参加してきました。 私の園は露地植え栽培なので、溶液栽培について詳しく知って大いに参考になりました。 溶液栽培は、いろいろな点で普通の栽培と異なっています。園内に防草シートを敷き詰め、等間隔にブルーベリーの大鉢を配置し、そこに水と液体の肥料をホースでブルーベリーに送ります。 鉢の中には土の代わりに生け花などに使う「アクアフォーム」を入れています。鉢は軽く、木の成長も露地植えの倍ほどのスピードで大きくなります。とても合理的な栽培方法だと思います。新しい観光ブルーベリー園のかなりは、このシステムを利用しているのではないかと思います。 システム化されているので無駄なく栽培に専念することができます。草刈りに明け暮れる私のところと違って、沢山の時間が生まれますので、いろいろなことをすることが可能になります。 二人の栽培家の方が様々なユニークな取り組みを報告されました。 発表を聞いて思ったことは、「我々はブルーベリーの摘み取り」だけを提供するだけではなく、「栽
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10月22日読了時間: 3分


10月1日(水)
夏剪定を苗木でもやっています。 これは、基本的には成木と同じ考えで行っています。 内向枝を取り交差枝を間引き、光と風が木の中に入るようにします。また、どんな樹形を作っていくか、3本仕立てか4本仕立てくらいのイメージを持ち、不要な枝を切っていきます。...
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10月1日読了時間: 2分


9月17日(水)
写真は、剪定前のピンクレモネード(成木) ピンクレモネードは本当に樹勢が強い品種です。一般に、ブルーベリーはよく枯れますが、ピンクレモネードは過酷な条件でも生き生きしています。葉が細く厚みがあるのがその原因でしょうか。 実が付かないという致命的な問題を抱えています。受粉樹と...
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9月17日読了時間: 3分


9月3日(水)5日掲載
[秋の気配] 9月に入りました。8月の下旬から空気に秋の気配を感じるようになってきています。しかし、太陽の光と熱が強すぎるので、午後は依然として耐え難い暑さになります。 そんな中で、毎日苗木に水やりをしていると、苗木は敏感に季節の変化を感じ取っています。葉の色が少しずつ変わ...
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9月5日読了時間: 2分


8月20日(水)
中央上の枝 切り取り前 切り取り後 夏剪定1 7,8月 ブルベリーの枝はどんどん伸びます。放っておけば、3mを越えて成長したり、樹形がいびつになります。シュートや上に伸びた枝はさらに上へと伸びていきます。 それに気づけば、その都度先を折っていきます。「その都度剪...
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8月20日読了時間: 2分


8月6日(水)
植物の栽培は、一般にさんさんと降り注ぐ光が必要と考えがちですが、ブルーベリーはそうでもないのです。 一般に、ブルーベリーの遮光率は30~40%でよいといわれ、100%の光を必要としません。 強い直射日光は、葉焼けの原因となったり、果実の品質不良をまねいたりします。従って、夏...
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8月6日読了時間: 3分


7月23日(水)
ブルーベリーの苗は、十分な日光が必要ですが、夏の強い直射日光は強すぎます。そのために、葉の色が薄くなったり、葉焼けで赤みを帯びてきます。 理想的な日照時間は1日6~8時間程度と言われています。 そこで、私のところでは、苗木の一部を建物の北側に移したり、大木の下の日陰に移動し...
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7月23日読了時間: 2分


7月9日(水)
ブルーベリーの一品種のピンクレモネードが来園された皆さんに好評です。ピンクのブルーベリーを見たことのない人がほとんどなので、新鮮な驚きを感じていただいています。 ピンクレモネードは、木はどんどん大きくなりますが、実のつけ方に関してはよくわかっていません。...
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7月9日読了時間: 2分


6月18日(水)
ブルーベリーのハイブッシュ系が現在主役です。早生の品種のオニールとシャープブルーは6月の上旬から現在に至るまで大活躍してくれています。 少し、小さくなりましたが。歯ごたえがよく、甘い品種で、大きさも中くらいで優等生です。出荷先でも好評です。...
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6月18日読了時間: 2分


6月4日(土)
前回、葉の一部が枯れ始めるのは水のやり方の問題だといいましたが、どうも間違っているようです。 「肥料焼け」のようです。5月の初めに化成肥料を与えたのが影響したと思います。少量のつもりが、3年生苗で大きいので、多く与えてしまったようです。...
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6月4日読了時間: 2分


5月21日(水)
最近、ブルーベリーのベテラン栽培家の人たちの意見交流会に参加させてもらいました。栽培歴50年余りの人たちもたくさんいて、学ぶことの多い機会でした。 その中で、話題に上った一つに、ピンクレモネードはなぜ実が付きにくいかということです。 ...
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5月22日読了時間: 3分


5月7日(水)
ブルーベリーの実がさらに大きくなってきています。咲いていた花が落ちた時は、三角錐をひっくり返したような形ですが、成熟に近づくにつれて丸みを帯びてきます。収穫が楽しみになってきました。 しかし、それと同時に、実を狙っている鳥たちが、飛来してくるようになりました。その筆頭格はム...
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5月7日読了時間: 2分


4月23日(水)
季節は待ってくれません。おっとり構えている間にどんどん進んでいきます。 挿し木のシーズンです。ブルーベリーの挿し木は簡単だといわれます。確かにコツを覚えると、ほとんど失敗をすることはありません。しかし、慣れるまでは、いろいろなことにとても心配で、ハラハラドキドキの毎日でした...
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4月23日読了時間: 2分


4月9日(水)
園の珍客たち1 先日、草引きをしていると、突然何かが飛び出てきました。「ネズミ!」と思わず声を上げました。 しかし、動きません。よく見ると、小さな野うさぎでした。まだ、とても幼いようです。逃げるのですが、引き返して足の間に入り、じっとしていたり、ちぐはぐな行動です。...
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4月9日読了時間: 2分


3月26日(水)
春の温度上昇に伴って、園内の植物の芽も大きく膨らんできました。ブルーベリーも例外ではありません。丸い花芽が割れて一つ一つの花のつぼみらしきものが分化してきました。また、葉芽も大きくなり、小さい葉がわかるようになりました。...
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3月26日読了時間: 2分


3月12日(水)
インスタグラムを始めました。まだ、数枚の写真ですが、春の到来とともに、沢山の果樹が成長を始める様子を紹介していこうと思います。 ホームページでは伝えきれないたくさんの情報を発信できることを期待しています。 アドレスは、instagram.com/panther.262996...
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3月12日読了時間: 2分


2月26日(水)
一昨日は雪がたくさん降ったので、園の状態を見に行きました。 一面雪に覆われていました。別世界の様相で、新鮮さを覚えました。 寒さの中、遅れている剪定をしようか迷って歩いていると、足を滑らせて2,3m滑落したので、作業はやめにしました。 ブルーベリーは、寒さに強い植物です。...
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2月26日読了時間: 2分
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