9月3日（水）５日掲載

[秋の気配]

9月に入りました。８月の下旬から空気に秋の気配を感じるようになってきています。しかし、太陽の光と熱が強すぎるので、午後は依然として耐え難い暑さになります。

そんな中で、毎日苗木に水やりをしていると、苗木は敏感に季節の変化を感じ取っています。葉の色が少しずつ変わってきているようです。

ピンクレモネードは強く丈夫な品種で、一番変化がわかります。

ブルーベリーは、冬になると休眠しますが、秋は成長して休眠に備えて養分を蓄えます。そろそろ秋の成長の始まりです。

[苗木の水やり]

この夏は、毎朝１時間くらいかけて苗木に水やりをしてきました。1日1回、朝早く行うことにしています。

水やりは、簡単なようで奥が深いです。同じポットでも、葉の量によって水量も違ってきます。水を十分与えたと思い込み、枯らしてしまうことも時々あります。

園内のタンクのうち、苗木などの水やり用に２個振り当てています。一週間で１個分の約１トンを使います。毎回水の移動が大変です。

今年は雨が少ないので、そろそろ全体の貯えがピンチになりそうです。

[園内の水]

園内に水道がないので、１トンタンクを２０個配置しています。

降った雨を集める工夫をして、それをまず３連結のタンクに入るようにしています。その横にさらに予備に２つのタンクを配置しています。普段は、いつも5トンの雨水で満杯です。

そこから園内のタンクにポンプや、サイフォンの原理を使って送ります。

しかし、今年は梅雨明けが早く、それ以降ほとんど雨が降ることがなかったので、タンクの水が底をつきそうです。

[ブドウ栽培の開始]

これまで８年余りブドウの栽培もしてきました。今年はブドウから離れ今の畑でブルーベリーを中心にベリー類を栽培しています。

しかし、ブドウへの思いも断ちがたく、園に今年１本のブドウの苗木を植えました。

「ジュエルマスカット」といい、なんとシャインマスカットよりも大きな粒のぶどうです。

４月の終わりに植えたので、無事に活着するかどうか心配でしたが、何とか成功したようです。

ただし、これから実をつけるまで２年かかります。販売まで４年かかりそうです。

大きくなると世話も大変なのでこのままやっていけるかどうか心配です。

虫に葉をほとんど食われていましたが、再び葉をいっぱいに着けました。生命力に驚きです。