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11月19日(水)

  • ktkoji28
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

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ハイブッシュ系とラビットアイ系はよく対比されますが、同じブルーベリーにもかかわらずいろんな違いを痛感します。栽培家の立場から思うに、まったく別の植物というイメージがあります。今回は紅葉について報告します。


ハイブッシュ系の葉の色の変化は特徴的です。特にノーザンハイブッシュの木々は赤く染まるのです。左はアーリーブルーで、燃えるような赤と空の青とのコントラストにうっとりします。サザンハイブッシュ系も赤く変化する品種があります。


それに対して、ラビットアイ系は、種類によって違いはありますが、緑から茶色や黄色や薄い赤に変化しますが、鮮やかということはありません。




コガネムシはブルーベリーの大敵といわれます。なぜなら根を食べてブルーベリーを枯らすからです。私の経験から仮設を考えてみました。

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ハイブッシュ系の葉は、品種にもよりますが、コガネムシによる食害が見られます。オニール、スパルタン、チャンドラーなどです。当園のラビットアイ系では見られません。


ハイブッシュ系は、粒が大きく、食味がいいといわれ、コガネムシも人間同様に好きなのではないでしょうか。


枯れたブルーベリー木の周りの土からコガネムシがたくさん出てくるとよく聞きます。根の食害です。私はまだブルーベリーの土からコガネムシを見たことはありません。


かつて苗木業者から聞きました。ハイブッシュ系の挿し木の成木は、突然枯れることがあるので、ラビットアイ系の台木で接ぎ木し

た苗を使ったほうがいいと。

そこで当園では、ハイブッシュ系はすべてラビットアイ系の土台に接いだ接ぎ木苗を使っています。 


これは、コガネムシが、その品種では葉だけでなく、根も好きだから食べて枯らすでではないかと思いました。

仮説として、コガネムシはすべてのブルーベリーではなく、ハイブッシュ系の特定の木で根を食べて枯らすのではないかと考えるに至りました。

(写真は、毎年コガネムシの食害のあるサザンハイブッシュ系のオニール。オニールは特に甘くお客さんに人気がある。コガネムシからの人気も抜群。)




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ブラックベリーの剪定と誘引をしています。樹勢が強いのでどのようにコントローするかが

腕の見せ所です。当園では、左の写真のように、直方体の構造物に枝を誘引していきます。固定するのにブドウ栽培で使ったバインド線を利用しています。


秋までに伸びた枝を10分の1くらいまでに切り詰め、残りを利用します。


そんなにたくさん切り取ってだいじょうぶだろうか、と思われるかもしれません。しかし、春になると、再びたくさんの枝や葉が出て、たくさんの花が咲き、それが実になります。


沢山あるどの枝を残すのか、まるで複雑なパズルをしているようです。結構時間がかかります。



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ミモザの剪定をしました。普通、花の終わった後の5.6月に行います。今年は、忙しくその頃に世話をすることができませんでした。


4,5年生の木ですが、とても高くなり、上の方の木を切るのは危険ですので、光と風が通りやすいように、木の中を中心に切りました。遠くから見ても木全体がさっぱりとした印象をうけました。


日の当たらない中心部の枝は、花芽がほとんどなく、カイガラムシもついていました。


木が大きくなりすぎているので、コンパクトにする必要がありますが、今回はそれは行いません。花の収穫の時に太い枝ごと切って、収穫と剪定を同時に行うつもりです。

 
 
 

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ベリーガーデン 喜田

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