8月6日(水)
- ktkoji28
- 8月6日
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植物の栽培は、一般にさんさんと降り注ぐ光が必要と考えがちですが、ブルーベリーはそうでもないのです。
一般に、ブルーベリーの遮光率は30~40%でよいといわれ、100%の光を必要としません。
強い直射日光は、葉焼けの原因となったり、果実の品質不良をまねいたりします。従って、夏の午後の強い日差しは避けた方がいいようです。特に、弱い苗木は要注意です。
当園では、少し谷になって西日の当たらないところに植えた一部の苗木は、とても大きく育っています。
近年の夏の暑さと光の量はブルーベリーには大きな負担のようです。来年は、園の一部を遮光しようと考えています。また、苗木のためには、しっかりした設備を作るつもりです。
写真は、直射日光の下で育てた苗(左:コロンバス)と、日陰で育てた苗(右
:ピンクレモネード)です。コロンバスは葉焼けを起こしてしまいました。

今年、私がブルーベリーの実を出荷して気付いたことは、ハイブッシュ系を作っている生産農家はこの辺りではほとんどないのではないか、ということです。
ハイブッシュ系はこの地域では主に6月に収穫をします。ラビットアイ系は7月です。今年出荷をしていると、6月には農家さんはほとんど出荷していませんでした。
しかし、7月になると、どっとブルーベリーが市場に出てきました。この地域では、ラビットアイを育てている方が多いからでしょう。
確かにハイブッシュ系はラビットアイ系に比べて繊細で夏の暑い大阪では栽培が難しいと思います。しかし、一般に果皮が薄く、種ざらざら感がなく甘く風味がいい、という素晴らしい魅力があります。
最近、この二つは別の植物と考えてもいいのでは、と考えています。写真は、ノーザンハイブッシュのダロウです。ハイブッシュは葉が肉厚で艶があります。ラビットアイは、薄く青みがかっています。

ラズベリーは最初の3年くらいは高さは1mより大きくなりませんでした。
今年生えてきた木は、この夏に180cmくらいまで大きくなりました。大きくなると、実もたくさんつき、収穫が楽になります。Youtubeで見た海外ラズベリー畑はそれくらいの大きさでした。
その背の高いラズベリーの上の方で、なんと実がなり始めました。秋に実ると思っていましたが、すこし早いので驚いています。
今年移植した新しい苗は、まだ30~40cmの高さです。

隣のブドウ園の園主さんとは親しく、お互いに助け合いながらそれぞれの栽培をしています。
今年、ブドウの収穫が終わったあとで、残りのブドウを自由にとっていいよ、と言われました。
そこで、ちょうど来られた数組の来客のみなさんにブドウ狩りもしてもらいました。もちろん無料です。とても好評でした。
7月の後半になるとブラックベリーが終わり、ブルーベリーだけになりますが、ブドウ狩りもできればもっと楽しいかもしれませんね。
いろいろ考えてみようと思います。



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